ねこ in Parallel World 長い一週間 -獣医選びの難しさ-

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2024/04/24 (Wed)

3歳になる紅葉のお祝いをしようと思っていた矢先、
我が家のボス、サンタの体調が悪くなりかかりつけの獣医へ。

診察の結果元々患っていた肺に加え
胸にも水がたまりはじめているとの事だ。
呼吸が辛そうな為、
10月22～23日にかけて酸素室に入院する事に。

先生曰く「危険な状態」との事で、
家族の意見としては家で静かに見守りたいと思ったが
先生の考えとは合わなかったらしく、酷く不安を煽る言葉を連発された。

「呼吸の場合はいくら食欲があっても死にます。」
「突然様態が悪化して死にます。」

など聞く度に胸が痛み涙が出そうになるような言葉を
退院を決めてから連れて帰る直前までトータルで5回ほど言われました。

獣医とは飼い主に「死」をそんなに軽く発言してよいのか？

その疑問は、今まで築いてきた信頼にヒビを入れました。
26日にレントゲンを撮りに来るように言われたけれど、なんだか気が進まない。

その後、自宅にて処方された薬は与えつつも
のんびり療養させたところ・・・持ち前の食欲が炸裂し復活！
「先生に言われたことなんか、気にするな！」と言っているかのよう。

しかし呼吸は相変わらず苦しそうだったので、
何とか自宅でも酸素室に入れてあげたいと家族で検討。
26日からテルコム株式会社の「ペット用酸素ハウス」をレンタルする事に。

テルコム株式会社に決め、設置するまでの経緯

10月24日
　インターネットにて検索したところ、大体2種類の会社が目に留まる。
　　↓
10月25日
　ホームページでの製品説明がとても分かりやすかった為、
　まず先にテルコム株式会社にて
　いくつか気になった事を電話で質問するととても親切な対応して下さった。
　また、実際に「ペット用酸素ハウス」を利用された方々のブログなどを参考。
　「ペット用酸素ハウス」も、対応面においても、非常に信頼できると感じ決定。
　　↓
　届く前日の夜に再び体調が悪くなり、呼吸がかなり辛そうに。
　しんどくて眠れず、楽な姿勢はないかと何度もこまめに姿勢を変える。
　時々辛そうにするので背中をさすったり寒そうなので座布団の上に誘導する。
　インターネットで必死に検索して見つけた24時間対応のセンターに連絡をとるも
　教えて頂いた連絡先からはレンタルする事が出来ず一晩中つきっきりで励ます。
　自力で何度か水分を補給し戻ってくるが、相変わらず眠れない様子に胸が痛む。
　　↓
10月26日
　早朝に再び連絡するとすぐに繋がる。
　事情を説明すると、すぐに担当の営業所に連絡を入れてくださり
　本来なら夕方になるところを午前中に設置して頂ける事に。
　テルコム株式会社のスタッフの方々の迅速な対応のお陰で
　徐々に穏やかな呼吸を取り戻し、落ち着きを取り戻す。

10月27日
　サンタの食欲がなく、水は多少飲む程度に。
　体調面が気にかかり酸素ハウスから出す事に不安を感じつつも
　薬の効果を確認しなければならない為動物病院へ。
　事情を説明して到着後すぐに一時的に酸素室に入れて貰えるよう手配した。

　しかし実際は、呼吸が乱れて苦しそうな状態なのに
　先に無理やりレントゲンを撮り、その後酸素室へ入れられた。

　その結果、サンタは一瞬生死を彷徨う事になる。

　すると、待合にいる私達に向かって先生が
　「かなり危険な状態です、死ぬかもしれません。」と言った。

　サンタが苦しんでいる。
　いつも気丈な母がボロボロと泣き出してしまった。

　いい加減な獣医師の行動が、言葉が、大切な家族達を苦しめる。

　私の怒りは頂点に達し、爆発していた。

　　誰のせいだよ！
　　あんた獣医だろ、しかも院長だろ！？
　　あんたの行動全部見てたんだぞ！
　　病院に行く前に頼んだ話と行動が違うだろ？
　　いい加減にしろよ、この野郎！！

　心の叫びを噛み殺しながらその場を必死に耐えた。

　診察の結果、投薬によるストレスすら危険だと判明。
　また、処方された薬の効果が現れていない事も判明。
　唯一有効と判断されたのは注射のみ、毎日注射をしに来いと言う。

　酸素ハウスから出す事の方がよほど危険だとなぜ分からないのか？

　呆れ返ったが、獣医が私よりも知識を持っているのは事実だ。
　聞き出せる事は全部聞き出してやろうと
　酸素ハウスをレンタルした話と、サンタに必要な酸素濃度を質問をした。

　もう二度と、この病院にサンタを連れて行かない。
　他の家族達も連れて行かない。
　そう心に決め、少し落ち着いたサンタを連れて自宅へ。

　酸素ハウスに入れてやるとサンタの呼吸が少しずつ安定し始める。
　以前処方された時に目に見えて効果を実感できた
　少し弱めの利尿剤と気管を広げる薬・便を軟らかくする薬を
　酸素ハウスから出さずに、どうにか与えられないものか考える。

　サンタの食欲を信じて、
　水分の多い缶詰（とろーりタイプ）を何種類か購入し、帰宅。
　薬の味などを確認しつつ缶詰に混ぜ、与えてみると・・・食べた！
　何度かに分けて缶詰を与え、大好きな新鮮なお水と一緒に入れる。
　回数を重ねるごとに美味しそうに食べるように・・・やった！！

　時々眠る姿も見られるようになったし、呼吸も安定してきている。
　久々に家族に笑顔が戻る。

10月28日
　今日も順調にお薬を混ぜた缶詰を食す。
　徐々に食べ終わるのが早くなってきているのに感動。
　空っぽになったお皿を見つめて催促する姿も！
　お水も元気に飲んでいる。
　今まで出来なかった丸くなる姿勢で、眠る姿に安堵。

　また明日、美味しいご飯とお水をあげるからね！