小さな命
サンタとイヴの誕生日の前日、10月30日の出来事である。
いつものように四葉の散歩に出かけようとすると、
祖母が「明日からものすごく寒くなるよ。」と天気予報を見ながら言った。
いわゆる冬将軍の到来というわけである。
実際31日の冷え込みは酷く、11月1日に至っては更に大雨が降った。
「明日から寒くなるのかー、嫌だなー・・・。」
そんな事を思いながら四葉といつもの散歩コースをのんびり歩いていたら、
今にも消えてしまいそうなぐらいの小さな猫の声がした。
「・・・仔猫?」
辺りを見回すと四葉が何かを見つけ、そちらへ向かっていった。
視線の先を見るとこちらに向かってよろよろと歩いてくる小さな仔猫が・・・。
周囲を見回しても親猫や他の仔猫の姿はなく、何よりとても弱っていた。
ふと祖母の言葉が頭をよぎった。
「明日からものすごく寒くなるよ。」
私がこの子を見捨てたら・・・死んでしまう!
そう思った瞬間、仔猫を抱き上げ四葉と共に帰宅し、動物病院へと走った。
生後1ヶ月に満たない小さな体。
風邪を引いていて、目も腫れていた。
便から寄生虫が見つからなかった事から、捨てられた直後のようだ。
病院に2日ほど入院させた後、
飼い主が見つかるまで・・・という約束で我が家に迎える事となった。
出会った季節にちなんで紅葉と名付けた。
現在は時々くしゃみはするものの、
走り回る事と遊ぶ事、そして甘える事が大好き。
お湯でふやかしたご飯を一生懸命食べている。
本当の家族になれたらいいのにな・・・と思ってしまう今日この頃でした。
いつものように四葉の散歩に出かけようとすると、
祖母が「明日からものすごく寒くなるよ。」と天気予報を見ながら言った。
いわゆる冬将軍の到来というわけである。
実際31日の冷え込みは酷く、11月1日に至っては更に大雨が降った。
「明日から寒くなるのかー、嫌だなー・・・。」
そんな事を思いながら四葉といつもの散歩コースをのんびり歩いていたら、
今にも消えてしまいそうなぐらいの小さな猫の声がした。
「・・・仔猫?」
辺りを見回すと四葉が何かを見つけ、そちらへ向かっていった。
視線の先を見るとこちらに向かってよろよろと歩いてくる小さな仔猫が・・・。
周囲を見回しても親猫や他の仔猫の姿はなく、何よりとても弱っていた。
ふと祖母の言葉が頭をよぎった。
「明日からものすごく寒くなるよ。」
私がこの子を見捨てたら・・・死んでしまう!
そう思った瞬間、仔猫を抱き上げ四葉と共に帰宅し、動物病院へと走った。
生後1ヶ月に満たない小さな体。
風邪を引いていて、目も腫れていた。
便から寄生虫が見つからなかった事から、捨てられた直後のようだ。
病院に2日ほど入院させた後、
飼い主が見つかるまで・・・という約束で我が家に迎える事となった。
出会った季節にちなんで紅葉と名付けた。
現在は時々くしゃみはするものの、
走り回る事と遊ぶ事、そして甘える事が大好き。
お湯でふやかしたご飯を一生懸命食べている。
本当の家族になれたらいいのにな・・・と思ってしまう今日この頃でした。
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性 別:女性
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